11月24日午前 『河内飛鳥から古代を考える』

講師:大阪国際大学 国際教養学部 教授 笠井 敏光 様

飛鳥という地名の由来に始まり、古墳の形や副葬品に見る渡来人の文化を通して、古代における日本と朝鮮半島交流のロマンについて、ユーモアたっぷりに語っていただきました。

  • 飛鳥はあ・すか  接頭=あ+すか=清々しい(漢字より音が重要)
  • 河内飛鳥(近つ飛鳥)の中心は現在の羽曳野、柏原地域
  • 461年 百済から王族昆支(こんき)が倭国に来る
  • 昆支の息子武寧王の子孫である高野新笠が桓武天皇の母
  • 飛鳥戸神社の祭神は元々は昆支(現在は素戔嗚尊が主祭神)
  • 飛鳥千塚古墳群のうち羽曳野市飛鳥にあるものは昆支を始祖とする飛鳥戸造一族の墓
  • 古墳の見方 墳丘・主体部・副葬品
  • 墳丘の形 前方後円墳 方墳 円墳 八角形
  • 飛鳥千塚古墳群の特徴                                 墳丘 :円墳                                     主体部:高い石工技術で作られた横穴式石室                       副葬品:ミニチュア土器(かまどや食器) 渡来人の文化
  • 4世紀後半から7世紀後半の百済滅亡まで倭国と百済は同盟関係
  • 漢字や仏教をはじめ、多くの文化・政治・思想・文物が百済経由で倭国へもたらされた
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